性病(性感染症)の画像・写真
Sexually Transmitted Disease:STD Photos
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分泌物で出来た、偽の膜ですね。新生児のクラミジア眼炎(新生児封入体結膜炎)の場合に、頻繁に見られます。 |
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淋菌によって、結膜が炎症を起こします。白色や黄色でクリーム状の、ドロ~っとした目やにがたくさん出て、瞼(まぶた)が腫れあがります。 放置していると、角膜に穴が開き、失明する可能性もあります。 |
淋菌性結膜炎は膿漏眼(のうろうがん)、または、風眼(ふうがん)とも呼ばれます。膿=うみ、漏=もれる、眼=め、ですね。 |
最初は淋菌性尿道炎の患者でしたが、淋菌が血流に乗り、右目にも淋菌の感染が起こりました。 |
結膜には、眼球結膜と眼瞼結膜があります。”白目”を覆う”強膜”の外側が眼球結膜。まぶた(眼瞼)の内側をおおっている方が眼瞼結膜です。両者は袋状でつながっています。 強膜とは眼球のもっとも外側にあります。眼球の外壁となっている膜です。角膜は眼球の前方にあり、血管の無い、無色透明な組織です。 |
瞼(まぶた)の裏側や眼球の白目部分が激しく充血しています。 |
封入体とは、ウイルスや細菌(クラミジア)が集中して存在する場所とされ、感染した細胞は、他とは染色性が違って見えます。成人封入体結膜炎はクラミジア-トラコマチスの性的感染が原因です。 |
成人封入体結膜炎は性器感染者との性的接触により起こる。通常は、片方の目だけに感染し、多くの患者が、発症前2カ月以内に新しいセックスパートナーができています。 |
淋菌性眼炎は、淋菌が目の中に入ることにより、発症します。出産時に、淋菌に感染しているお母さんのお腹(産道)と通ると、新生児も感染します。出生後2〜5日して、または早期破水の場合もっと早く発症します。 |
産道感染で、クラミジア眼炎に罹ってしまった新生児です。通常、出生の5〜14日後に起こります。 |
性感染症としての眼病の画像・写真
淋菌性結膜炎 (gonorrheal conjunctivitis)
淋菌性結膜炎は、淋菌が目の中に入ることにより、発症します。
とにかく、大量の膿(うみ)が出まくります。(写真参照)
ですので、『膿漏眼=のうろうがん』とも呼ばれます。
『膿=うみ』、『漏=もれる』、『眼=め』ですね。
通常の感染源は、淋病(淋菌感染症)にかかっている人になります。
淋菌性結膜炎は、成人は勿論、新生児も感染します。
新生児の場合は、【産道感染】と呼び、出産時に、淋菌に感染しているお母さんのお腹(産道)と通る時に感染します。
淋菌性結膜炎:特徴
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結膜が、激しい炎症を起こします。
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白色や黄色でクリーム状の、ドロ~っとした【眼脂=目やに】が、たくさん出ます。
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通常、片目だけに発症します。
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瞼(まぶた)や結膜が腫れあがります。
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放置していると、角膜に穴が開き、失明する可能性もあります(角膜穿孔:かくまくせんこう)
淋菌性結膜炎:感染の仕方・経路
基本的に、【接触感染】です。
淋菌の付いた、手やタオル等を通して、感染します。
AV(アダルトビデオ)では、お約束の、”顔射(がんしゃ)”も、有力な感染経路になりますよね。
普通のセックスよりは、アブノーマルなセックスの方が、感染しやすいかもしれませんね。
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フェラチオでザーメンを飲み込んだ後の口舌で、顔中キスされたり、目玉をなめまわされる
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顔射(がんしゃ)等で、精液が眼や顔にかかる
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淋菌に感染している人の体液(精液、唾液、愛液、バルトリン腺液等)の付いた手で、目をこする
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淋菌に感染しているペニスで顔に触れる
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淋菌の付いたタオル等で、顔を拭く
淋菌性結膜炎:発症までの潜伏期間
目は非常に無防備に出来ているので、症状はすぐに出てきます。
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成人淋菌性結膜炎では、通常は、暴露から12〜48時間後に症状が現れます。
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新生児の場合、出生後2〜5日して、発症しますが、早期破水の場合はもっと早くなります。
淋菌性結膜炎:検査方法・確認の仕方
眼科や性病科に行って、眼脂(目やに)の中に淋菌がいるかどうかを、確かめます。
誰かに知られたら、大変なことになる人は・・・
どうしても、病院での検査が出来ない事情があるなら、ちょっと裏技的になりますが、
淋病やクラミジアの検査が出来る、【検査キット】の女性用を利用しましょう。
検体採取用の綿棒で、結膜の表面を擦り取ったり、眼脂(目やに)を採取して、調べるのです。
淋菌性結膜炎:治療方法・治療薬
治療は、局所(眼)と全身投与の両方で行います。
局所療法
既存の点眼薬で最も効果を期待できるのは、『セフノメキシム(ベストロン)』です。
セフノメキシムはセフェム系の抗生物質です。
ニューキノロン系の点眼薬は、耐性を持ってしまった淋菌が多い為、
推奨されていません。
全身投与
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スペクチノマイシン( トロビシン)の筋肉注射
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セフトリアキソン( ロセフィン)静脈注射
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セフォジジム( ケニセフ、ノイセフ)静脈注射
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アジスロマイシンの服薬
淋病(淋菌感染症)のおすすめ治療薬~最適な効果の抗生物質は?
クラミジア結膜炎(封入体結膜炎):症状
封入体結膜炎は、性器にクラミジア感染をもっている人との性行為ののち、急性の結膜炎として充血、膿性の目やに(眼脂(がんし))、眼瞼腫脹(がんけんしゅちょう)などが起こります。
症状の順番は
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まぶたがはれ、結膜が充血し、むくみます。⇒眼瞼腫脹(がんけんしゅちょう)
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性の目やにが出始めます。⇒眼脂(がんし)
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眼瞼結膜に、小さなブツブツが現れます。
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そのまま、放置しておくと、ブツブツが大きくなります。⇒濾胞(ろほう)
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結膜から角膜に血管が侵入してきます。
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眼の症状のほか、耳の前のリンパ節がはれ、痛みを伴います。
成人の場合
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急性(きゅうせい)の濾胞性結膜炎(ろほうせいけつまくえん)をおこします。
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充血、目やに(眼脂:がんし)、眼痛、異物感など、流行性角結膜炎と類似した症状をおこしますが、濾胞がより大型です。
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経過が長く、慢性化することもあります。
女性の場合は、放置していると、腹痛や子宮外妊娠、不妊症、妊娠中の流産の原因にもなります。
新生児の場合
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新生児の場合には、目やにや充血が生じ、偽膜を形成しやすく、瘢痕(はんこん:傷跡を残します。
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成人と違い、濾胞(ろほう)はできません。
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クラミジア肺炎をおこしやすいので、注意が必要です。
偽膜(ぎまく)=炎症によって、結膜の表面にできる、分泌物で出来た灰白色の膜のようなものです。
クラミジア結膜炎:感染の仕方・経路
成人封入体結膜炎
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成人封入体結膜炎は、クラミジアトラコマチスの血清型D〜Kにより起こります。
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ほとんどの場合、性器クラミジア感染症の患者との性的接触により起こります。
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多くの場合、発症前2カ月以内に、新しいセックスパートナーができています。
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まれには、汚染されたプールの水から伝染します。
新生児封入体結膜炎
産道感染になります。
⇒出産時に、性器クラミジアに感染しているお母さんのお腹の中で感染します。
クラミジアに感染して、十分に治療を受けていない女性が出産した場合、産道のクラミジアが新生児の結膜・咽頭・肺などに付着し、症状が出る場合が多くあります。
新生児や乳幼児は、感染によって、結膜炎・肺炎・中耳炎などを発症してしまいます。
クラミジア結膜炎:潜伏期間
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成人=2~19日間の内に発症します。
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新生児=通常、出生後、5~14日の内に発症します。
クラミジア結膜炎の検査方法
結膜擦過物(けつまくさっかぶつ)の検査などを行ない、病原体となっているクラミジアを確定することで、適切な治療ができるようになります。
結膜から採取したサンプルを顕微鏡で調べると、結膜の細胞内に特徴的な「封入体」と呼ばれる増殖する細菌の塊が見つかります。
また、短時間でクラミジア抗原を検出する簡便な試薬セットもあります。
サンプルからクラミジアを培養する方法もありますが、時間がかかります。
性行為の相手に、性器クラミジア感染症があるかないかの情報も重要です。
新生児では、母親の性器にクラミジア感染症があります。
誰かに知られたら、大変なことになる人は・・・
どうしても、病院での検査が出来ない事情があるなら、ちょっと裏技的になりますが、
淋病やクラミジアの検査が出来る、【検査キット】の女性用を利用しましょう。
検体採取用の綿棒で、眼脂(目やに)を採取して、調べるのです。
クラミジア結膜炎(封入体結膜炎)の治療
クラミジア結膜炎の治療法は、抗生物質を含んだ点眼薬や眼軟膏と、内服薬を使用します。
治療薬には、クラミジアに有効な、テトラサイクリン系などの抗生物質が使用されます。
再発しやすいので、徹底的に治療することが重要で、完治するまでには、通常、数週間の薬物療法が必要となります。
クラミジア結膜炎を治療するためには、抗生物質が効く網状体のときにクラミジアを減らさなくてはなりません。
クラミジアは、粒子状の時には、宿主細胞内に取り込まれてしまい、この状態の時には、抗生物質の効果はありません。
また、本人はもちろん、家族やセックスパートナーの検査も必要です。
性器へのクラミジア感染も併発していたら、抗生剤の全身投与をします。
症状がよくなってからも、しばらくは治療を続けて下さい。
油断して、途中で服薬をやめると、クラミジアに耐性がついてしまい、その薬が効かなくなってしまいます。
性感染症(性病)は、眼にも感染します。代表的な病原菌は【淋菌】と【クラミジア】です。
その他、梅毒や性器ヘルペスが原因になる場合もあります。
一般的な症状は、結膜炎です。
成人はもちろん、新生児も感染します。
出産時に、淋菌やクラミジアに感染しているお母さんのお腹(産道)を通ると、新生児も感染するんですよ。
クラミジア結膜炎(chlamydial conjunctivitis)
クラミジア結膜炎は
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性器クラミジア感染症の病原体=【クラミジア・トラコマチス】によって発症します。
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ウイルス性の流行性結膜炎の症状に似ているため、発症初期には、よく「はやり目」などと間違えられます。
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性行為の際に感染するケースと、新生児の産道感染によるものとがあります。
クラミジア結膜炎は、2種類あります。
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トラコーマ
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封入体結膜炎
トラコーマ
トラコーマは、昭和の時代には、典型的な眼の病気でしたが、現在では、ほとんど見かけることはなく、世界的にも減少しています。
封入体結膜炎
性器クラミジア感染症は、近年急速に増加し、性病の患者数の第1位に君臨していて、それにつれて、封入体結膜炎も、年々、増加しています。
クラミジア・トラコマチスには、血清型が15タイプあります。
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トラコーマ=血清型が【A,B,Ba,C】
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封入体結膜炎=血清型が【D,E,F,G,H,I,J,K】
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性器クラミジア感染症=血清型が【D,E,F,G,H,I,J,K】
つまり、
封入体結膜炎の血清型=性器クラミジア感染症の血清型
です。
封入体(ふうにゅうたい)とは:Inclusion Body
ウイルスやクラミジア等に感染すると、細胞内の感染部は、染色性が違って見えます。
そこには、病原体が、ウヨウヨいるわけです。
このように、異常な物質の集積により形成される、細胞内の特徴的な細胞構造のことを【封入体】とよびます。
封入体には
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ウイルス粒子が規則正しく配列する結晶状の封入体
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微小な球形、長球形または円筒形で内部に空胞をもつ顆粒状封入体
があります。
封入体が形成される場所によって
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細胞質内に形成される封入体を、細胞質内封入体
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核内に形成される封入体を、核内封入体
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両者に形成される封入体を、混合型封入体
と呼ばれます。
画像の上に、カーソル(ポインタ)を置いてください。
ほら、マウスを動かしたら動くヤツです。
『⇒』のことですよ。