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帯下・おりものの画像写真

 

帯下の定義

 

外陰(がいいん:ヴァギナ)、腟(ちつ)、子宮頸管(しきゅうけいかん)、子宮腔(しきゅうくう)等の、女性の生殖器官からの分泌物(ぶんぴつぶつ)の量が異常に増加し、不快感(帯下感)を感ずるようになった時に、その分泌物を【帯下=たいげ】と呼びます。

帯下は、【こしけ】とか【おりもの】とも呼ばれます。

 

vaginal=膣

discharge=おりもの

 

帯下には

 

  1. 排卵時や妊娠時にみられる生理的帯下

  2. 性病(性感染症)等による、病的帯下

 

があります。

 

生理的帯下

 

健康な女性の帯下は、白色で、多少ねばりけをともなうことはありますが、濁っていることはなく、外陰部にかゆみや痛みをともなうこともありません。

 

病的帯下

 

一番確率が高いのは性病による、感染性帯下です。

その他の原因としては、ホルモン分泌の低下や悪化、腫瘍(がん等)などが考えられます。

 

性感染症が原因の場合、帯下に黄色や緑黄色などの色がついていたり、悪臭がしたり、泡状だったりします。

また、腹部や外陰部などにかゆみや痛みをともなうこともあります。

 

感染性帯下の種類は

 

  • 腟帯下=ちつたいげ

  • 頸管帯下=けいかんたいげ

  • 子宮帯下=しきゅうたいげ

 

に分けられます。

 

性病の種類によって、帯下が発生する場所が違ってきます。

 

  • 腟トリコモナス症(腟帯下)

  • 腟カンジダ症(腟帯下)

  • 細菌性腟症(腟帯下)

  • 子宮頸管炎(頸管帯下)

  • 骨盤内感染症(子宮帯下)

 

ちなみに、感染性帯下の場合、原因となる性病はどれも、細菌性の性病です。

つまり、抗生物質で、治療出来るということです。

 

治療薬がある性病・治療薬が無い性病

 

 

いつか健康な赤ちゃんを産みたいなら、必ず検査しましょうね。

病院に行くのに抵抗があるなら、自宅で簡単に検査できますよ。

おススメは、この検査です。

 

クラミジア・淋病(淋菌感染症)・カンジダ・トリコモナス・梅毒・HIV(エイズ)~6項目検査セット

 

 

帯下・下り物の画像・写真

 

性器ヘルペス感染症(Genital Herpes)は、セックスによってウイルスが感染する、性感染症の一つです。

主に、単純ヘルペスウイルス2型が原因で、性器やお尻の周辺に水ぶくれができます。 

 

画像の上に、カーソル(ポインタ)を置いてください。

ほら、マウスを動かしたら動くヤツです。

『⇒』のことですよ。

下り物(おりもの)のいろいろ

 

腟(ちつ)トリコモナス症のおりもの

 

膣トリコモナス症が原因のおりものの症状は、特徴的です。

悪臭が強く、黄色い膿(うみ)のようだったり、あるいは、白色でさらっとしていたりで、、泡沫(あわのような状態)を伴うのが特徴です。

膣からの帯下になります。

 

膣トリコモナス症の詳細

 

 

腟(ちつ)カンジダ症のおりもの

 

腟カンジダ症の帯下は、白くどろっとしています。

酒粕、カッテージチーズ、ヨーグルト、おかゆ、つぶした木綿豆腐のような、塊(かたまり)状のものが多く見られます。

膣からの帯下になります。

 

性器カンジダ症の詳細

 

 

子宮頸管炎(しきゅうけいかんえん)によるおりもの

 

子宮頸管炎の帯下は、淡黄色または帯黄白色です。

ねばねばして、膿(うみ)のようなおりものが、多く見られます。

子宮腟部は、発赤、充血し、多くはびらんをみます。

もっとも多い原因は、淋菌感染症(淋病)ですが、近年は、クラミジア感染症からの発症も増えています。

両方の性病に同時に感染していることも、珍しくありません。

子宮頸管からの帯下になります。

 

子宮頚がん・・・恐いですよ~

 

骨盤内感染症によるおりもの

 

骨盤性炎症性疾患(こつばんないえんしょうせいしっかん)とも、呼ばれます。

女性の骨盤内に起きる、複数の病気の、総称的な呼び方です。

原因となる、細菌が膣から子宮頚管を通り、子宮内膜や卵管や卵巣へと女性の体内を上っていくことで、起こります。

具体的には、子宮内膜炎・子宮付属器炎(卵管炎、卵巣炎)・骨盤腹膜炎等です。

 

一番多い、原因は、性器クラミジア感染症です。

また、淋病(淋菌感染症)からの発症も、あります。

 

性器クラミジア感染症   &   淋病(淋菌感染症)

 

子宮からの帯下になります。

ただし、実際には、子宮頚管を通り、膣から出てくるので、子宮頸管炎の帯下との区別がつきにくく、病原検査が必要になります。

 

細菌性腟症によるおりもの

 

細菌性膣症は、性感染症の一種ではありません。

女性のアソコの中は、普段は、乳酸菌によって強い酸性に保たれていて、大腸菌や雑菌が繁殖しないようになっているのですが

 

  • セックスのし過ぎ
  • ウォシュレット等での膣の洗い過ぎ
  • 抗生物質等の化膿止め薬の飲み過ぎ
  • 過労
  • ストレス
  • タンポンの抜き忘れ

 

等が原因で、膣内の環境のバランスが崩れると、発症します。

膣からの帯下になります。

 

細菌性膣症は魚臭帯下と呼ばれる、悪臭の強いオリモノが特徴です。

その悪臭の為に、性病ではないかと疑われてしまうこともよくあります。

 

魚臭症と言う体臭の病気もありますよ

 

 

全ての性病は【早期発見・早期治療】が一番重要です。

 

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性病(性感染症)の検査をしてくれる保健所リスト

 

 

症状がなくなったからといっても、治った訳ではありません。

放っておいて、性病が治ることはありませんよ。

 

ネット通販で買える性病の治療薬~病院へ行けないアナタへのヒント

 

 

 

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