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口腔内や咽喉(のど)に感染する性病の画像写真

 

口や咽喉に感染する性病

 

口腔内や咽喉(のど)に感染する性病の代表は、クラミジアと淋病(淋菌感染症)です。

 

淋病の場合、一般的には、咽喉淋病(のどりんびょう)、咽喉淋菌感染症(のどりんきんかんせんしょう)と呼ばれます。

クラミジアの場合は、咽喉クラミジア(のどくらみじあ)と呼ばれます。

 

感染の原因で一番多いのは、やはり、フェラチオ等のオーラルセックスですね。

つまり、基本的に女性の方が、口やのどへの感染者が多いということになります。

(ゲイ、ホモの場合は、男性がフェラチオしますが・・・)

 

淋病やクラミジアに感染した20~30代の女性の内、3人に1人は、口腔内への感染もしているそうです。

 

モチロン、男性だって油断できません。

女性のアソコ(ヴァギナ・膣)を口や舌で愛撫するクンニリングスによって、性病に感染することはん珍しくないですよ。

(レズビアンだったら、女性同士でのクンニですけど・・・)

 

その他、咽喉や口腔への感染が見られるのは、口腔カンジダ感染症、梅毒、口唇ヘルペスですね。

 

オーラルセックスと性病~フェラチオ・クンニリングス

 

フェラチオで感染する性病~口腔への感染~主に女性用

 

フェラチオで感染する性病~性器への感染~男性用

 

 

口腔感染・咽喉感染の性病の特徴

 

のどクラミジアものど淋病も、性器に感染した場合より、治りにくいのが特徴です。

そして、症状も気づきにくいことが多いのです。

 

仮に症状が出ても、のどの痛みや発熱、たんが出るなど、風邪が原因の咽頭炎の症状と似通っていることも多く、冬の時期は、よけいに発見が遅れたりします。

 

口や咽喉(のど)に感染する性病と画像写真

 

オーラルセックス(Oral Sex)とは、歯や唇や舌やのど等の口腔内の、"部品"を使って、相手の性器を刺激する、性行為(愛撫・前戯)のことです。

 

フェラチオ・クンニリングス・リミング(肛門部への口舌愛撫)・・・

特に、今の日本では、女性の口から性器への性感染が増加しています。

 

画像の上に、カーソル(ポインタ)を置いてください。

ほら、マウスを動かしたら動くヤツです。

『⇒』のことですよ。

性器への感染と口腔・咽喉感染のダブル感染の割合

 

クラミジアの感染の場合

 

性器からも咽喉からもクラミジアが検出された検出率

 

男性⇒3.9~12.5%

女性⇒10.5~26.1%

 

⇒海外では男女差は無いが、日本では女性のほうが咽頭クラミジアの検出率は高くなります。

 

⇒オーラルセックスを主に行う風俗の方(ヘルス等)の方が、性行為を主にする風俗の方に比べ、咽頭感染率がはるかに高いことがわかっています。

 

⇒風俗の女性だけでなく、オーラルセックスを複数の異性としている一般の女性や、ホモセクシャルの男性は特にリスクが高いと言えます。

 

淋菌の感染の場合

 

性器からも咽喉からも淋菌が検出された検出率

 

男性⇒12~29.4%

女性⇒33.3~70%

 

⇒クラミジアと比べて検出率が非常に高く、クラミジアと同様、女性に多く、海外での平均検出率10%と比べても非常に高いと言えます。

 

⇒淋菌のほうがクラミジアよりも、咽頭への親和性が高いと言えます。

性病クリニック受診した男性11%女性34.1%に咽頭淋菌が検出されたとの報告もあります。

⇒咽頭に感染リスクのある人なら性器に症状が無くとも感染している可能性を示唆。

症状・・・喉の見た目や症状でわかる?

 

・クラミジア・淋菌による咽頭炎は、咽頭痛や発熱などの症状がほとんど無い。

・見た目でも明らかな所見は無く咽頭所見に乏しい。

・よって、本人の申告以外、咽頭感染症を疑うのは困難。

・実際の治療現場では性器の感染は治癒しても咽頭の感染は無症状のため残存し、新たな感染のリスクとなっていることが多い。

 

 

どんな人が検査をしたほうがいいの?

 

・仕事でオーラルセックスをしている人は定期的に検査が必要

・性器からクラミジア・淋菌検出された人(尿道の感染が消失しても咽頭は治療方法が違うため、残存していることが多々あります)

・ディープキスを含め、口での感染機会があった人

・尿道炎・膣炎の感染中、パートナーと性行為はしなかったがキス等の接触があった人とそのパートナー

・他の性病が見つかった人

・咽頭炎と診断された後、内服の抗生剤等でもなかなか症状が改善しない人

 

 

 

性病の口腔感染・咽喉感染の検査方法

 

  1. 喉の奥をスワブという綿棒で擦り(こすり)、そのぬぐい液で検査する

  2. 口腔内のウガイ液を検体として検査する

 

検出率には、ほとんど差がありませんが、うがい液検査のほうが、若干良いようです。

 

特に、咽頭クラミジアにおいては、ウガイのほうが検出率が良いとされています。

 

性病の口腔感染・咽喉感染の治療方法

 

口腔・咽頭感染の場合、自覚症状がほとんどありません。

 

性器への淋菌感染症の場合、多くの抗生物質に対し耐性化を示し、無効なことが多くなっていますが、咽頭への淋菌感染症は、有効な薬剤(抗生物質)の点滴1回で(30分程度)95%以上の有効性が認められています。

 

ただし点滴2週間後以降に検査で陰性となっていることを確認してください。

咽頭クラミジア感染の治療は性器のクラミジア感染に比べて、約2倍の日数がかかります。2週間以上の長期での加療が必要です。

 

もし見つかったらパートナーにも報告すべき?

 

ディープキスやオーラルセックスでも感染する可能性がありますので、必ずパートナーにも報告してください。

咽頭に感染したり、女性の性器に感染した場合の多くは無症状で、パートナーからが自覚症状無くても安心できません。 

 

 

でも、治療しないで放置しておくと、こんなことにもなりますよ。

 

口やのどへの性病検査キット徹底比較:女性用

 

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郵送式性病検査キット~信用できるの?

 

性病(性感染症)になってしまったかどうかを知りたいなら、

検査をする以外に、確かめる方法はありませんよ。

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