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梅毒の画像写真~治療しないで放置すると・・・

 

 

梅毒とは、Treponema Pallidum(トレポネーマ・パリダム)という、病原体(スピロヘータ)の感染により、全身に障害を及ぼす感染症です。

 

梅毒は昭和の時代には、不治の病・恐怖の性病として知られていましたが、ペニシリンの普及とともに、表舞台から姿を消しました。

 

しかし、西暦2000年を迎えた頃から、再び、増加し始めています。

平成になってからは、10~40代の男性同士のアナルセックスによる性的接触感染が急増してきています。

 

梅毒は、皮膚や粘膜の小さな傷から病原菌が侵入し、血液中に入って全身に広がります。

梅毒は、非常に感染力の強い性病です。

口に梅毒の病変部分がある場合は、キスでも感染します。

 

症状の無い潜伏期と、症状が現れる顕症期が交互にやってきて、症状は現れるごとに深刻化してきます。 

 

梅毒に感染すると、「3週間後」、「3ヵ月後」、「3年後」 と症状が変わっていきます。

最終的には、脳や心臓、血管、神経、目などに重い障害が現れます。

 

ただし、現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗生物質が有効であることなどから、第3期、第4期に進行することはほとんどありません。

 

梅毒の治療

 

梅毒の治療には、ペニシリン系とセフェム系の抗生物質が有効です。

感染からの経過が長いと、長期の治療を必要とします。

 

ペニシリンはTpの細胞壁の合成阻害により殺菌的に作用し、 いまだに耐性の報告もないため、 第1選択薬剤です。

現在ベンジルペニシリンベンザチンは顆粒のみ発売されているため、 アモキシシリン(AMPC))やアンピシリン(ABPC)などのペニシリン製剤等も用いられています。

 

有効血中濃度を0.03U/ml以上に少なくとも10日間維持する必要があると言われています。

ペニシリンアレルギーがある場合には、 テトラサイクリンやマクロライド系の抗菌薬を使用します。

キノロン系抗菌薬には感受性がないので、使えません。

 

内服期間は、 I期では2~4週間、 II期では4~8週間で十分ですが、III期では8~12週間を要する場合があります。

 

治療開始後数時間で大量のTpが破壊されるため、 皮疹の増悪、 発熱、 悪寒、 全身倦怠感や頭痛などの症状を呈することがあります。

これはヘルクスハイマー現象と呼ばれ、 一過性です。

 

 

全ての性病は【早期発見・早期治療】が一番重要です。

 

梅毒の検査キット徹底比較

 

性病(性感染症)の検査をしてくれる保健所リスト

 

 

症状がなくなったからといっても、治った訳ではありません。

治療しないで、梅毒が治ることはありませんよ。

 

梅毒(ばいどく)の画像・写真

梅毒は症状が現れる時期と症状が現れない潜伏期を交互に繰り返し、第1期から第4期まで進行します。

 

治療しないで放置しておくとこんなことになるんですね。

見た後に、具合が悪くなりませんように・・・

 

画像の上に、カーソル(ポインタ)を置いてください。

ほら、マウスを動かしたら動くヤツです。

『⇒』のことですよ。

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